2020/05/28

Alibaba Cloud DirectMail ちょっとさわってみた

はじめに

パブリッククラウド環境ではメール送信サーバーが作れない、というのはよくある事ですがAlibaba Cloud でもやはりNGです。

そうした時には外部のメール送信サービスなどを使う場合も多いですが、Alibaba Cloud のサービスとしてもメール送信サービス(DirectMail)を提供しています。

今回は、DirectMail を触ってみたので簡単に使い方などを残してみます。

DirectMail の基本

DirectMail の提供リージョンは中国本土(杭州)シンガポールシドニーとなります。 中国本土からメール送信を行いたい場合は、杭州を使って送ることができそうですね。 日本からだとシンガポールリージョンを使うのが一番近いでしょうか。

image.png

DirectMail は信用レベルに応じて利用可能な範囲が決まっています。 一番最初の状態だとDaily quota:2,000(200 emails are free of charge.)ということで、1日の上限が2000通までとなっています。 詳しくはドキュメント参照 image.png


Credit grade Daily quota (emails) Monthly quota (emails)
Grade 1 500 15,000
Grade 2 2,000 60,000
Grade 3 5,000 150,000
Grade 4 8,000 240,000
Grade 5 10,000 300,000
Grade 6 20,000 600,000
Grade 7 50,000 1,500,000
Grade 8 100,000 3,000,000
Grade 9 200,000 6,000,000
Grade 10 500,000 15,000,000

DirectMail の料金

DirectMail の課金項目は送信メール数になります。

DirectMail の料金は従量課金で、1000通あたり$0.29 USDです。 毎日200通までは無料利用の範囲で利用可能です。 ※200 free email messages per day.と記載があるので、毎日だと思いますがちょっと確認かな🤔

また、Alibaba あるあるのリソースパッケージ(前払いプラン)も提供しています。 購入パッケージの送信数を上限とした前払いプランになります。

Resource package type 価格 有効期間 節約額(対PAYG)
50,000 emails USD 13.05 6 months > USD 1.45
500,000 emails USD 121.8 6 months > USD 23.2
1 million emails USD 230.55 6 months > USD 59.45
5 million emails USD 1123.75 6 months > USD 326.25

考え方としては、例えば50,000 emails購入した場合、6ヶ月間で50000通のメールを送信する権利を購入した事になります。 最初の1ヶ月で10000通送信した(無料分の200通を除いて)場合、残りの5ヶ月で40000通まで送信可能です。 ※リソースパッケージを超えた部分に関しては従量課金での請求が発生します。

最新の情報は製品ページを参照

DirectMail ドメイン構成の設定(必須)

最初にメールを送信するドメインを構成する必要があります。 「Email Domains」からNew Domainで使用するドメインを登録します。 image.png

今回はサブドメインを使用します。 もちろん、独自ドメインでも構いません。 image.png

Configureを選択します。 image.png

DNSの設定に必要なパラメータが表示されます。 下記の赤枠部分をドメインを管理しているDNSレコードに登録します。 image.png

DNS設定

今回は Alibaba Cloud DNSで管理しているドメインだったので、こちらで設定を行います。 Alibaba Cloud DNS へのドメイン登録の手順はこの辺を参考にして下さい。 Alibaba Cloud DNS へのドメインの追加は簡単に出来て無料で利用可能です。

DirectMail を設定する対象のドメイン名の Configure を選択します。

image.png

Add Record を選択します。

image.png

Edit Record 画面で Direct Mail の Domain Configuration 画面で表示された情報を入力していきます。 ※今回はサブドメイン(mail.xxx.com)を使用しているので一律mailというサブドメインを付加しています。

1,Ownership Verification

image.png

2,SPF Verification

image.png

3,MX Record Verification

image.png

4,CNAME Record Verification

image.png

入力完了後の画面は以下の様になります。 ※今回はサブドメイン(mail.xxx.com)を使用しているので一律mailというサブドメインを付加しています。

image.png

DirectMail ドメイン構成の設定(続き)

Cancel で前の画面に戻ります。

image.png

ステータスが「To Be Verified」であれば Verify を選択します。

image.png

Confirm を選択します。 image.png

ステータスが「Verification successful」となっていれば DirectMail のドメインの構成は完了です。 image.png

DirectMail 送信元アドレスの設定

「Sender Addresses」からCreate Sender Address を選択します。 image.png

以下の様な画面で送信元メールアドレスの設定を行います。 送信元メールアドレスは「Account @ Email Domains」の様な形になります。 Reply-To Addressは送信したメールの返信先として使われます。 Mail Typeは「Triggered」と「Batch」の二つのタイプから選択します。

  • Email Domains
  • Account
  • Reply-To Address
  • Mail Type

image.png

送信元メールアドレスを設定すると以下の様に登録アドレスが表示されます。 Edit the return addressで Reply-To Address の設定を変えることが可能です。 Set SMTP password では SMTP 利用時のパスワードを設定します。

image.png

DirectMail メールタグの作成(オプション)

DirectMail で一括送信メール(バッチメール)を送信する際に必要になります。 タグにより送信したメールの分類などを行います。

「Email Tags」から Create Email Tag を選択します。 image.png

タグの名前を入力してOKを選択します。 image.png

作成したタグが表示されます。 image.png

DirectMail メールテンプレートの作成(オプション)

Alibaba Cloud の管理コンソール又はAPIから DirectMail で一括送信メール(バッチメール)を送信するにはメールテンプレートが必要になります。

メールテンプレートの利用には Alibaba Cloud の審査が必要で1−3営業日かかる様です。

「Email Templates」からCreate Email Templateを選択します。 image.png

テンプレートの内容を入力してSaveを選択します。 image.png

作成したテンプレートは�「Draft」の状態なので、問題なければSubmit to Reviewを選択して審査に出します。 image.png

Confirmを選択します。 image.png

「Review passed」となっていたら利用可能です。 ※今回は文字数とか文言とかでテスト用と判断されたのか一瞬でReview Passedになりました😅 image.png

DirectMail 受信者リストの作成(オプション)

受信者リストは、DirectMail で一括送信メール(バッチメール)に使用される宛先アドレスのリストです。

「Recipient Lists」からNew Recipient Listsを選択します。 image.png

以下の項目を入力します。

  • List Name
  • Alias Address
  • Description image.png

リストが作られたのでUploadを選択してリストにアドレスを登録します。 登録はテキストファイル又はCSVファイルのアップロードによって実施します。 形式はドキュメントのCreate recipient listsを参照、又は画面のExampleからサンプルをダウンロードします。 image.png

アップロードに成功するとDetailsが表示されるので登録したアドレスが確認できます。 image.png

「Details」からアドレスの確認、削除、追加が可能です。 image.png

DirectMail コンソールからのメール送信(オプション)

「Email Tasks」からCreate Email Taskを選択します。 image.png

以下の各項目を選択してSendを選択します。 「Sender Address Type」はRandom AddressSender Addressesから選べます。 「Random Address」はランダム文字列とSender Addressesを組み合わせたアドレスが生成されます。

  • Recipient Lists
  • Template Name
  • Sender Addresses
  • Sender Address Type
  • Email Tags
  • Recipient Tracking image.png

Sent successfullyと表示されれば送信成功です。 image.png

送信したメールを確認すると無事に届いていました。 サブジェクトや本文も日本語を使いましたが問題なく表示されていますね。 image.png

DirectMail コンソールから送信レポートの確認

「Delivery Overview」から送信レポートを確認できます。 トータルの送信数、送信成功数などが確認できます。 image.png

「Recipient Tracking」のタブでメールの状況追跡(開封、クリックの確認)が可能です。 image.png

「Delivery Log」から各アドレスへのメール送信の成功、失敗などが確認できます。 image.png

おわりに

Alibaba Cloud DirectMail を使ってみた内容でした。 次は SMTP とか API を使っての送信あたりを試してみたいと思います。

中国からのメール送信もどこかで試してみたいなー

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