Alibaba Cloud Object Storage Service(oss) は基本的にはサービス側が提供するドメイン(aliyuncs.com)で静的コンテンツなどを展開可能ですが、やはり独自のドメインで展開したいと言う場合もあると思います。
Alibaba Cloud OSS も独自のドメインを利用することが可能なので、今回はカスタムドメインを割り当てる手順をご紹介します。
また、今回は Cloudflare で管理しているドメインがあったので Cloudflare と OSS を連携してアクセスが出来ることも一緒に確認してみようと思います。
OSS の CNAME 割り当て
Alibaba Cloud DNS を使用している場合、CNAMEの割り当ては自動で行われるのですが、外部DNSを使用する場合は手動での割り当てが必要になります。
まずは、Alibaba cloud
の管理コンソールから対象のバケットを選択し、パブリックエンドポイント(Access
Over Internet)を確認します。
基本的にはバケット名.リージョンID.aliyuncs.com
となります。
確認したパブリックエンドポイントを Cloudflare の DNS に登録します。
今回はoss.xxx.com
と言うサブドメインに対して Alibaba Cloud OSS を割り当てます。
正常にレコードが追加されます。
カスタムドメインの設定
Alibaba cloud の管理コンソールから対象のバケットを選択し 「Transmission >
Domain Names」 から Bind Custom Domain Name
を選択します。
Custom Domain Name
に CNAME を割り当てたドメイン名を入力します。
※Alibaba Cloud DNS で管理している場合は、事前のCNAME割り当ては不要です。
今回はoss.xxx.com
というサブドメインを使用してみます。
「Submit」を選択します。
設定が完了すると以下のような画面が表示されます。
Alibaba Cloud CDN を使用する設定や、設定したカスタムドメインで HTTPS
を受けるための証明書のアップロードなどが必要ですが、今回は前段に Cloudflare
が居るので不要です。
※Alibaba Cloud
内で完結する場合は設定が必要になります。
Cloudflare 経由での Alibaba Cloud OSS へのアクセス
それでは設定も出来たので Cloudflare 経由で OSS
のオブジェクトにアクセスしてみたいと思います。
以前 OSS で作った静的ページがあるのでそれを流用してみます。
./webinar/index.html
にあるファイルにアクセスしてみたいと思います。
カスタムドメインに割り当てたドメインでアクセスすると問題なくコンテンツが表示されました!
SSL証明書の情報を確認するとCloudflare
の証明書が出てくることが確認できます。
設定も特に難しいところが無くドメインさえあれば適用できましたね!
今回は Cloudflare を使いましたので、CDN と SSL
などもついてるのですが、他のDNSの場合はその辺が必要かな・・・